猫でも仰向けが学べる フェルデンクライスの個人セッション
より良い在り方、動き方を見い出し、あらゆる事を改善します。
- 1セッション ¥10,000 (60分)
フェルデンクライスは自己の有効活用の術を身体の動作を基に見出していくワークです。
身体の今あるままの状態で、より可能なオプション、そしてより良い使い方を見つけるのです。身体そのものを変えるのではなく、自分の身体の認知し方、動かし方を変えられる様に、延いては自分自信が持っている自己イメージをより広い情報を基に書き換える様に、知覚神経、運動神経、を介して脳に新たな選択を問うワークです。
身体の動きを喩えとして、心身の選択能力、順応力が養われます。自分の動きの辛さや軽やかさは、常に無言の情報として脳に伝わっています。
つまり貴方の日常動作は今の貴方が、貴方であると認知する様に、一挙手一投足、自己暗示として貴方の脳に囁き続けているのです。
例えば、意識には上ってなくとも、歩く度に、私の膝には負担がかかっている、私の膝には負担がかかっている、と一歩毎に歩く度に脳に膝痛情報を与え続けて歩いている事を考えてみて下さい。
これでは膝が痛くならない訳にはいきません。何しろ無言の暗示が常に脳に囁き続けられるのですから。
ある意味フェルデンクライスは常に脳に与え続けられている自己暗示を、より良い暗示へと変える術を模索するのです。
ロルフィングが身体の構造に働きかけるのに対し、フェルデンクライスは機能に働きかけ、機能的統合( Functional Integration ) を探求します。
構造がハードウェアとすれば、機能はソフトウェアです。パソコンで喩えると、パソコンの機械自体はそのまま、スペックはそのままで、省エネソフトをインストールする事で、元のスペックの何倍もの働きを発揮し得ると考えて貰えばフェルデンクライスとロルフィングとの違いが判って頂けると思います。
ロルフィングは機械自体の構造を修正して、スペックを上げる感じですが、フェルデンクライスは脳に働きかけるとは言え、脳組織に対する施術ではなく、脳に記録されたソフトを上書きすると考えても良いかも知れません。
身体を媒体として働きかけるのですが、肉体に対する働きかけと言うより、身体にまつわる感覚、フィーリング、思考に働きかけると言った方が良いでしょう。ボディーワークと言うよりマインドワークなのです。
マインドが身体感覚を元により良い選択を理解した結果、身体の使い方が変われば、その新たな使われ方により、身体の構造に力のかかり方や重さのかかり方の変化を起こします。結果として日々の新陳代謝の働きの中で、細胞が新たに入れ替わる際に、微妙にそれまでとは異なる位置、形が要求されます。そして、時と共に身体の形態( 構造 )その物も変化します。
機能という事に於いても、フェルデンクライスの機能は身体の動きそのものを機能とするよりも、日常生活、社会生活における行動としての表れを機能として解釈しています。実生活の中で、人生の舵を取っていく上で、如何に自分を有効に運用して行くのかが、機能的統合の課題となります。
フェルデンクライスではATM(アウェアネス スルー ムーブメント)と呼ばれる、プラクティショナーの指示に基いて自分で動作を行って、自分の動き方、動ける範囲、自由度などを知覚しながら様々な動作を探求する事で、障害になっている動きの癖、感覚の癖、感情の癖、思考の癖に出会いながら、新たな選択肢を見つけ出して行くことを繰り返すうちに自己を拡げていき、自己イメージも書き換えられていくワークと、FI (ファンクショナル インテグレーション) と呼ばれる、プラクティショナーの手技的操作によって、受け手の人の身体の形、位置、動きなどを探求しながら、新たな可能性を模索していくワークがあります。