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コンティニュアムとは
コンティニュアムは、新しい考え方、動き方、生き方を通じて、自らの生命に活力を与えたいと望む人々にとっての福音となる自己探求法であり、訓練法、健康法でもあります。
コンティニュアムは生きている、と言うことが意味するものの豊かさへの目覚めです。コンティニュアムは最初の単一の細胞が分割し、層状に積み重なり、形が変化して行って、遂には人間という込み入った形態になっていくという、生命全体の潮流の中に自己が繋がって行くのを体験できるプロセスです。
コンティニュアムは、健康、教育、人間関係、体育、創造性、霊性における、自然人類学の役割を開拓し、発展させて来ました。人間というシステムには私たちの身体の中で始まる広大なコミュニケーションネットワークという面があります。この私たちの内部での、あるいは他者との、そして世界全体との間で繰り広げられる遠大なコミュニケーションを増幅し、洗練させるために、コンティニュアムは多様な呼吸の動き、音の共鳴、非機械的な肉体の動きを用います。
現代に生きる私たちが抱える困難は、私達が受けている抑圧的な制約です。それらは私たちの持つ生来の反応を弱め、私たちの創造的な思考や成長を鈍らせ、その結果として、病気、身体の動きの制限、抑鬱、孤独を引き起こします。コンティニュアムのもつ優雅な音、動きの実践はこれらの制約を芸術的な形で溶解し、あらゆるレベルで全人的な解放を、喜びと共に迎え入れます。
全ての生命体の健康や生命力は、自らの構造を変えていく力の中に存在します。生命体に形がもたらされたり、消えたりすることは、向上を求めて分解し、新しく創造されるための決められた定めです。解放されることなく、パターン化された構造を維持するシステムや、形式的なエクササイズに従うより、寧ろ私たちは形が自在に出現、分解するのを徹底して探究します。このような生命のドラマは途切れることなく、幸福、叡智、独創的な想像力になっていくのです。
コンティニュアムの基本要素
呼吸
すべての動きは呼吸から始まります。固着、代償パターン、家族環境や経歴、外傷、感情的なストレスは呼吸の動きや、その抑制の中にすべて込められています。呼吸の多様性に従うことによって、私たちは内部の感覚、反応、動きの広いスペクトラムに活力を与える事ができます。身体的、感情的、霊的な視点のいずれにおいても、治癒、成長、その他すべての運動性は呼吸という器用な動きによって誘発されます。
音
音は耳で聞くことができる呼吸であり、動けなくなって凝り固まった組織に染み渡って行きます。音はストレスによって澱んだ部位をゆるめて、動くのを容易にします。ある特定の音の振動数は身体のいろいろなシステムを魅了します。動きと音を組み合わせることで、私たちはその両方をより鋭敏にして行く事ができます。音はコミュニケーションの為のリソースとなり、私たちを相互につないで全体を共鳴させます。
動き
コンティニュアムの動きは、特にうねる様な螺旋の動きは、液体システムの循環性を高めます。全身で表現されたダイナミックな動きから、微細なマイクロムーブメント(極端に小さい動き)まで、パターン化されていない動きすべてが刺激となり、相互の呼応関係を築き、神経系の発達を促します。ゆっくりと波立つ波動は組織に浸透し、境界線をやわらかくし、感覚を増幅させます。波動は、時間、空間、又は周囲の状況によって縛られない、生物的知性に近づきそれを利用する主な手段です。
感覚と喜び
コンティニュアムでは、肉体に潜む謎を目覚めさせ、すべてのシステムを滋養する、生命力の原理を活性化させるために、感覚をたよりに探求します。喜びの感覚は自己再生のために心地よい環境を作り出します。
私たちが「身体」と呼ぶもの
西洋文化は「身体」を忌み嫌っています。精神の働きに力を入れて教育されている間に、私たちの身体は征服し、制御すべきものになってしまっています。「健康」とか「フィットネス」といった名の下で、機械的でつながりのない反復運動を好み、身体の叡智は無視されているのです。私たちは技術やテクニックを教わることはあっても、自分という生命体の壮大さに従う様に教わる事ははめったにありません。
通常、私たちが「身体」と言うとき、私たちは1つの頭、2本の腕と脚と言う様に境界を特定します。この様に描写する事は、自分が他の人ではなく、自分自身に食べ物を与えている事(それは生きる基本でもある)を知るためには勿論重要です。
コンティニュアムでは、私たちは身体の事を、常に変化し続け、多くの機能を持ち、境界線では定義されないプロセスを含んでいるもの、と考えています。コンティニュアムが「身体」と呼ぶものは動き(細胞、分子、浸透していく波動のダンス)なのです。これらのすべての動きは安定し、地球という惑星の環境に支えられて機能しています。私達にとって、液体の持つ測り知れない謎の領域は、世間一般に思われている機能を越えて存在しています。原初の拍動、血液、臓器、膜、そして結合組織によって現される波打つ現象を除いては、すべてが忘れられた伝説です。
基本的に私たちは、内側に全ての形を変える能力をとり込み、陸地に到達した液体の生物であり、地球に存在する水を移動させています。
コンティニュアムの実践や、それによりもたらされた価値観を通して、私たちは直線的で機械的な存在、凝り固まった信念や制限から救い出されます。「身体」と言う体験がうねり、波打つ内なる叡智によって広げられ、支えられる時、病む事、年を重ねる事、衰える事は新たな可能性を手にします。私たち現代人は今や、ずっと続いて来た私たちの惑星の生きるプロセスから切り離されており、私たち自身の真の起源を思い出すことを渇望しています。コンティニュアムは、長く探し求めても、稀にしか受け取る事のできない、最も深く、確かな滋養への開放を提供しています。
液体のシステム:自己を再生する技術
コンティニュアムの中心的な教えは、身体の中
のすべての液体 (循環する血液、リンパ系のポンプ、脊髄液の流れ、組織の連結網、内臓、脳の渦) は本質的には単一の知性のうねりとして機能している、と言うものです。
コンティニュアムには多くの側面がありますが、すべてのものは液体の動きが基になり、私たちの活動を、細胞という根本的なモチーフの複合体と見なしています。 細胞の基質内にある液体はゼラチン状から液状に変化します。その変換は、動き、コミュニケーション、を可能にするのに必要な細胞の可塑性をもたらします。これらの循環が化学信号、メッセージからなる非常に整ったネットワークを作り出します。
人間の身体は、一個の細胞と同じように、再構築と動きを反映するようにできています。私たち自身の液体の運動性に変化を起こし続けることが、身体の活力、最適な健康状態、自己の再生を手に入れるためには必要不可欠です。
すべての液体 (細胞内、身体内、惑星内のいずれであれ ) は丸ごと全体が共鳴する知性として機能し、決して分けられることはありません。
コンティニュアムでは、液体システムとしての全体性に言及し、治癒、動き、叡智において、液体システムから受け取る、祖先から伝わる本質的な役割を認識しています。私たちは内部に、完全に浸透するシグナルを作りだすことによって、液体システムを呼び起こします。これらのシグナルは波動となり、身体内の水分を多く含む物質を通して運ばれ、私たちの防衛をやわらげたり、骨、細胞など、すべての組織網で生命力を呼び起こしてくれます。動きを通じて波動を増幅させることで、私たちの身体全体が1つの液体、活力にあふれた統一体として共鳴します。
すべてのコンティニュアムの教えは液体システムを刺激し、豊かにすることを目指し、構造を変化させる創造的才能や自己を再生する技術を育みます。
「あらゆる液体には自分自身で形を変え続ける能力を持つという特徴があります。」
by エミリー・コンラッド(コンティニュアム創始者)